2017年07月08日

認定内科医試験について(追記あり)

久しぶりになります

国家試験合格後市中病院で初期研修を行い,今は内科系プログラムで後期研修中です

現行制度は来年までですが(追記あり),参考になることがあればと思い,

認定内科医試験対策についていくらか書いてみます



認定内科医試験とは


まずは認定内科医試験の概要についてです



認定内科医は,最短で医師4年目で取得可能な資格です

初期研修2年+後期研修で内科系プログラムを選択し(認定施設での研修が必要),

3年目の冬(2月)に18例の病歴要約提出,翌4年目の夏(7月)に筆記試験を受けます

ちなみに合格発表は9月下旬です → 結果発表

受験資格 以下(1)〜(8)を全て満たす者
(1) 日本国の医師免許を有していること
(2) 本会会員であること
(3) 2017年度までの年会費を完納すること
(4) 受験料を出願期間内に完納すること
(5) 本会認定教育施設において,次記の研修歴を有すること
 2004年以後の医師国家試験合格者
 初期臨床研修2年間+教育病院または教育関連病院での内科後期臨床研修1年間以上
(6) 病歴要約一式を不備なく提出できること
(7) 受持ち症例について筆頭演者として口頭発表した実績があること
(8) 医師免許取得後に救急蘇生講習会を受講していること



やはり大事なのは病歴要約(症例レポート)と筆記試験(マークシート)ですが,

ここではまずそれ以外のことについて書いておきます


内科学会への入会


意外と思われるかもしれませんが,入会は病歴要約の提出期限の2月で間に合います



上記リンクにあるように,入会日=入金日で入会年度が2月1日から翌1月31日までなので,

試験を受ける年である医師3年目の2月1日に内科学会に入会して,

すぐに願書を取り寄せ病歴要約など必要書類を2月中に提出すればいいのです

(願書を取り寄せるためには自分の内科学会IDが必要です)

ポイントは2月1日に入会金を振り込めるように入会書類を前もって取り寄せておくことです

(上記リンク先に新規入会手続き書類請求フォームへのリンクがあります)

年会費の9000円が浮けば試験対策費用に回せるので大きいと思いますが,

前年度に入会しておけば余裕をもって願書を準備できるのでそこはトレードオフです


受験資格の(7),(8)


(7) 受持ち症例について筆頭演者として口頭発表した実績があること
(8) 医師免許取得後に救急蘇生講習会(JMECC,ACLS,ICLS)を受講していること



の2つについてですが,

できるだけ初期研修のうちに済ましておくことをおすすめします

(7)については院内CPCや症例検討会でもよいとのことです

(8)については内科学会教育施設であれば院内ICLSやACLSでもよいとのことです

ちなみに自分は内科地方会での発表とAHAのACLSコースの認定証で提出しました


追記:認定内科医試験はいつまで受けられるのか


冒頭で「来年まで」と書いていましたが(数年前まではそうだったと思いますが),

どうやら違うみたいです。



上記によると,

認定内科医試験は新制度が開始されることに伴い、2020年をもって終了予定となります



とのことです

image


かつ,その上にある総合内科専門医においても,

5年以上の内科診療+措置的試験(病歴要約免除)で取得できるようです

上図からは2021年以降の措置的試験は受けられないような印象をもちますが,

新しい内科専門医の第1回試験が行われる2021年に向け、病歴要約の提出を免除した措置試験を2020年までは継続する方針です。しかし、2020年以降に認定内科医の1回目の更新がある方々が不利にならないよう、2021年以降も同様の受験が可能となるよう計画しております。なお、受験回数に制限はございません。



とのことです

また,認定内科医から新・内科専門医への移行については,

@ 5年以上の内科診療+認定内科医更新
A 3年以上の内科診療+11症例の病歴要約を提出

のどちらかで新試験を受験できるようです

image


措置的試験と新試験のどちらが難しいかは分かりませんが,

受験者(新制度の医師=最短卒後5年)を考えると新試験のほうが簡単な気がします

そして,Aの病歴要約11症例についての詳細は見つけられませんでしたが,

内科学会に問い合わせたところ,

  • 消化器,循環器,内分泌・代謝,腎臓,呼吸器,血液,神経,アレルギー・膠原病,感染症の9分野から1症例ずつ

  • 残りの2例は自由選択


とのことでした

剖検や外科転科がないようなので最短で一番楽なパターンかもしれません

いずれにしても,新制度での受験要件である,

200の症例登録や29の病歴要約,臨床研究発表等が免除されるわけで,

やはり認定内科医は取っておくほうがよさそうです


以上で概要+αについては終了し,次回から病歴要約と試験対策について書きます


posted by medronome at 23:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 認定内科医試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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